長崎

 今年のゴールデンウィークは二泊三日で長崎市、佐世保市、平戸市の旅を計画しました。  計画といっても初日の5/3軍艦島上陸のため「軍艦島コンシェルジュ」を予約をしただけ。ネットで空席照会ができ、あとはクレジット決済なので簡単に完了。
 5/3九州地方は予報通り大雨強風警報が出ていたものの、軍艦島コンシェルジュに問い合わせると予定通り行くとのこと。
 この嵐の中にレインスーツ着て島内を巡るのは苦痛以外のなにものでもない。振込は終わってるし。当日キャンセルは無効とうたってある。辛い思いまでして見学するつもりはなく、チケット放棄のつもりで出発しました。
 予報通り傘がさせないほどの風。合羽を着て予約先の軍艦島コンセルジュに到着。若い男性のスタッフが出てきました。
 「せっかくお越し頂いたのに申し訳ありません、今日は欠航になりました」
 心中ニッコリのこぼれた笑顔を隠すように「そうですかー、仕方ないですねー」って残念そうに返答し、返金の手続きをしていただきました。(^^)
160503_03 さて、クルマの駐車が困難な長崎市内。Cカーが余裕で停められる「南駐車場」は市内のいずれの観光地にも徒歩で移動できる便利な場所にあります。
 そこに車を置いたまま、iphoneの人気アプリ「トリップアドバイザー」で検索し、ナビウォークで人気ちゃんぽん屋にいくことにしました。


160503_02 オランダ坂を過ぎると、すぐに新地中華街が見え、ほどなく目的地の「江山楼」に到着しました。
 大雨だから人が少ないと考えていましたが、既に大行列。ざっと50人はいるかな。
 待つこと30分。とても大きな中華料理屋ですが、回転が早いせいか、ほどなく座席に案内されました。


160503_00 通された席は待合席の入り口にあたるところ。約2m先の待合客から大勢の人たちにジロジロ見られています。何を注文するのかもマル聞こえ。あー、サイテー。 


160505_00 周囲を見渡すとみんな食べているのはちゃんぽんと皿うどん、客足が早いはずです。やがて注文したメニューが到着しました。待合室の人たちはあえて目をそらしてくれているものの、子供はそうはいきません。あとは言葉にしなくても想像通りの食事でした。
 江山楼さん、あの入口の席は、ない方がいいですよ。味はよくわかりませんでした。


160505_01 そして次の目的地は竜馬ゆかりの地「亀山社中」。
 何度も行った長崎市内ですが、ここは未だ行ったことがありません。
 Iphoneのsiriに「亀山社中に連れて行って!」っとお願いすると、「はい亀山社中ですね!」っと即答。2件の候補地でした。そして迷うことなく早速案内スタート!毎度思うことだけど、ホント便利だなと思います。
 雨はしとしと降り、路面はツルツル。大雨なので濡れてもいいようにサンダルにしたら、靴の中の足が安定せず滑ります。次第に靴擦れしてジワジワ痛み始めました。滑らないよう気を付け、痛みをかばって歩くいていると次に足首が悲鳴をあげはじめました。
 足を庇いながらあと100m。亀山社中、もっと高台にあるのかと思っていましたが、意外に賑やかな場所にありました。
「なんこれ?」と家内の声。
 Siriのお姉ちゃんやってくれました。「スナック亀山社中」に罪はありません。正直ムカつきました。



160505_02 もうSiliは信じません。
 この先は家内のandroidの「OK google」に尋ねると、なんでもこれから30分の徒歩とのこと。
 反対方向に歩いてたのでした。

 それから30分、急峻な坂ばかり、Googleは一度も間違うことなく亀山社中に連れて行ってくれました。
 「あー、タクシーで帰りたい・・」でもここからは歩道でしか戻れませんでした。



160503_05 そしてさらに続くついてない話・・。
 足首はもう私のものではありません。家内の靴も雨にずぶ濡れになったので、通り道の商店街にあった靴屋に立ち寄り、試着をして23.5cmを注文。
 「23.5cmありました!」って確かに言ったのに、クルマに戻って履いてみると中身は24.5cmでした。20分も歩いて取り換えに戻る力はもう残っていません。


 「しゃあない 嫌な出来事はスルーしよう・・」
 いったん、車内で休憩したあと、次の目的地の大浦天主堂に頑張って行きました。

160503_07 次はグラバー園に。
 ここが天井裏の隠し部屋。
 通りすがりのカップルの会話「何で天井裏見せるん?」 ・・自分も昔に来たときは知らなかったです。

 グラバー園の中の食品蝋細工、何年間も掃除していないで埃が溜まって残念でした。毎日見ていると気にならなくなるのは仕方ないかも知れませんが、「世界遺産」の名に恥じないようにして欲しいです。

 観光を終えて出発。車中泊の食料の買い出しに向かうがどこも立駐ばかり。
 頼りのゆめタウンも2.3mまで。コインパーキングも開閉バーに小さな屋根がついていて入れられるところがあまりありません。
 付近をうろうろ30分しましたが結局見当たらず諦め、稲佐山近くの有料駐車場を見つけてようやく買い出しができました。長崎でキャンピングカーは予想以上に不便です。
 買い出しを終え、稲佐山に向かうときに検索して行った温泉「ふくの湯」。長崎の夜景が素晴らしく、なかなかこんなところはありません。
 稲佐山は以前来た時と大きく雰囲気が変わっていました。駐車場から頂上まではシャトルバスが往復しています。到着したのが22時前だったので、シャトルバスでは復路は徒歩になるとのことでした。
 もう一歩も歩けません。せっかく来たのだけれど諦めることとしました。さらにこの駐車場は22:30で閉鎖とのこと。想定外の出来事で車中泊先を余儀なく変更。あわてて道の駅探しを行い市内から走り、道の駅「夕陽が丘そとめ」で休みました。


 翌日は西海橋を通って佐世保市内に。
 九十九島や天草は何度も行ったことがある定番の観光地。
今更見るところもなく、何か変化を求めて行った先は「ハウテン」。
 チーズ+ソーセージ=ビール の計算がいとも簡単に導き出されたからです。
 毎年来ているところなのでアトラクションには興味ありません。日中は結構暑く、ビールが入るとオーバーヒートしそうになりましたので、いったん駐車場に戻って小休止。
 日が落ちてから再入場することとしました。

 プロジェクションマッピングや光の祭典は毎年スケールアップしています。
 今回は初めて観覧車から夜景を見ましたが、それはそれは驚くほど。入場料が佐世保市民並みに安かったら年に何度も来たいなと思います。
 当初は近くで一泊して平戸に行く予定でしたが、初日の無理が祟り、杖がないと歩けない状態でしたので帰路につくこととしました。

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