電気対策

 キャンピングカーで快適に生活するには、究極のところマイホームと同じようなAV機器、空調設備などが必要になります。

 モノは買えば手に入りますが電気は有限です。騒音覚悟で発電機を使うか外部電源設備がある場所なら良いのですが、日本でキャンピングカーが快適に過ごせる設備はそう多くありません。いくらディープサイクルといっても、過放電のままになると高価なバッテリーが短命に終わります。

 クルマを手にした後は、ずっと電気との戦いを強いられるのはキャンピングカーオーナーの宿命と覚悟しましょう。

 電気対策を考える場合、先ずは人間の体でいう「基礎代謝」の部分にメスを入れなければなりません。つまり、運転中意外に電気を使っている部分で、冷蔵庫や時計、ベンチレーターなどで、調べると意外に多くあります。それら一つひとつは小さな電気かも知れませんが、合わせるとバカにならない電力消費量になります。そんな過労気味のバッテリーに、単発であっても大きな電力を消費する電子レンジなどを使用すると、クルマにとっては「寝不足時の腹筋100回」みたいなものですから寿命は短くなって仕方ありません。

 落とし穴は稼動時間です。どのアクセサリーも使用電力(W)とは表示してありますが、どれくらいの時間使用するか(wh)が肝要です。160910 たとえば新品の 105A の大容量バッテリーを2機つけたキャンピングカーで計算します。電力量30Wの小さなノートパソコンでAC変換時のインバーターの変換効率20%とすると=75W(12Vのバッテリーですので6.3A)。消費電力は75W×稼動時間で計算できます。そうするとこのバッテリー構成では25時間で空になる計算になります。バッテリーは空まで使うことはできませんし、いつも新品ではありませんから性能は100%で計算できません。つまり早々に使えなくなるということです。

 この時に携帯電話の充電をするとさらに20Wを使います。夜ですと常時照明も必要でしょう。人気のFFヒーターは30Wの電力消費量ですが一晩中付けることが多いのでノートパソコンよりも注意が必要です。つまり使用する時間の長さを考え、消費量を計算するべきで、単純に消費電力を見てはいけないということです。

 稼動時間が長くバッテリーに負担が大きなものは出来るだけ見直しましょう。万一放電となった場合はすぐに充電を行ってください。

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