過労死問題で何かと世間を騒がす電通。高度成長時代、奇跡的な復興を遂げる礎となり日本の文化を築いた企業ですが、転換期がきたということなのでしょうか。
四代目代表取締役の吉田秀雄氏の「鬼十訓」。昔、新入社員の私に上司から渡された紙に印刷されていました。それから今でも私のデスクマットの下にも入れています。
企業コンプライアンスに背くのは問題とは思いますが、豊かな生活を手に入れるために懸命に働いてきた社員と、モラールが下がり強いられて働いている社員。
結果は推して知るべし・・。
「鬼十訓(則)」 ・仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。 ・仕事とは先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。 ・大きな仕事と取組め!小さな仕事は己を小さくする。 ・難しい仕事を狙え!そして成し遂げるところに進歩がある。 ・取組んだら放すな!殺されても放すな!目的を完遂するまでは. ・周囲を引きずり回せ!引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。 ・計画を持て!長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。 ・自信を持て!自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。 ・頭は常に全回転、八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ!!サービスとはそのようなものだ。 ・摩擦を怖れるな!摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。 |