15年も前に山口県油谷湾でクロダイのイカダ釣りをするために購入したイカダ釣りのロッドとリール。
それ以来使ったことがなくこれから先も使うことはなかろうと思って今月ヤフオクで処分しましたが、皮肉なことに突然のイカダ釣りのお誘いがありました。こんなことなら売らなきゃよかったのですが、先に立たないのが後悔というもの。仕方ないので手ぶらで参加しました。
大分自動車道の蒲江インターを降り山本釣り筏に到着。朝5時過ぎに出船なので待合室で早速の乾杯。
私のミッションは兵站。主に鍋料理と刺身です。自分が飲むためでもあります。
たくさん釣れたときは、一飯の恩を売って魚をせしめようという魂胆です。
トイレに行くとそんな私の心を見透かされたようなものが・・。これで会話がはずむのですから酒は楽しい。
定刻になり船で沖のイカダに渡りました。
イカダの上にはトイレのみ。屋根付きの休憩できる小屋があると聞いてたのにアテが外れ、北風が吹き晒す揺れる筏の上は”地獄界”でございました。
天気予報ではこの冬一番の寒波により朝の気温は氷点下4度。身体中に「ホッカイロ」貼っても効果なし。トイレの陰に隠れても寝転がってクーラーの陰に身を潜めても寒さは変わりません。
「くっ〜、たまらん、さぶい!」私と同じく釣る気がないY氏。あまりの寒さのため、ついに頭がおかしくなってしまいました。釣りの雰囲気と酒が好きな同僚です。
他の2名はせっせと釣りをやっていますがいっこうにあたりは来ません。
「もうギブやわ!帰って鍋作ろうや」船代一人3000円は惜しいものの、ココでの釣りは諦めて港の小屋に戻りました。
港の小屋前でも釣りができるので他の2人は釣り開始。刺身釣ってください。
私とY氏は薪ストーブでポカポカ暖かくなりご機嫌。飲ん方と鍋作り開始。
鶏肉、豚肉とじゃが芋、玉ねぎ、エノキ、角天、仕上げに白菜、水菜、餃子を乗せ、食べる前にちゃんぽん麺を入れます。厳寒が予測されたので味付けは韓国の調味料のチゲソースとダシダにしました。(食べかけ写真でスミマセン)
九州じゃ「イガミ」と呼ばれます。大型の熱帯魚のようですし、マヌケな面をしてるんで釣り人には不人気。大抵は「ちぇっ!」と小馬鹿にされて捨てられることが多い魚ですが、白身の淡白な身なのでいろんな料理の食材になります。
残念ながらこれ一匹でした。
釣りはできなかったけど休日にのんびり遊べたので良しとしましょう。
山本釣り筏はシーズンになるとアジやカワハギ、マダイ、アオリイカなどが良く釣れます。安全ですのでファミリーに最適です。
隣は大分県南で有名なヒオウギ貝の養殖直売所なのでお土産にどうぞ。