雲は多く雲海も見られませんでしたが、朝日は拝めました。
夜明け前、暗いうちにぞくぞくと車やバイカーたちが集まりました。 外気温は6℃。強風なのでかなり冷え込みが厳しく皆、一様に肩をすぼめています。
丁度良い場所に駐車できたので、スライドドアを開けて車の中でコーヒーを飲みながら待機。
写真も車から撮影できました。振り返ってみると、宿泊を伴う旅は、宿泊先を予約が必要なため、なかなか出かける機会がありませんでした。特に休日の予約は早めの計画が必要でした。
このクルマに乗り始めてからは明らかに旅の幅が広がっています。こうして前日に天気を見て行き先を変えることも、宿泊を延長することも、延期も自由。車窓から絶景を眺めながらの食事や酒を飲むことも、何不自由なくできます。
上げ膳据え膳、内風呂温泉付き宿も良いけれど、私は誰にも干渉されない気ままな旅の方が好きです。
今はこんな自由な旅をあたりまえのように楽しんでいて、このクルマの恩恵はとても大きなものがあります。
日が昇ると空の色がみるみる青く変わっていきます。
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5:30 日の出の写真撮影を終わってもまだ朝早いのですがテレビを見ながら朝食準備。
昨日約6時間テレビを付けっぱなしていたところ、バッテリー(110A✕2)の電圧が11.5Vまで下がってしまいました。
3年の使用でだいぶん寿命が短くなってきたようです。バッテリーの保護を考えるとソーラーパネルの取り付けが必要か・・。
かんたんに朝食を済ませます。最近はコンビニでも食材が手に入るのでなんら不自由することはありません。一服して出発の準備。
大観峰から車で15分。未舗装の道を通り抜けると「押戸石の丘」通称”押戸岩”があります。
丘の上に配置された巨石群でパワースポットとして話題になりました。
残留磁気を持った岩の磁界に入ると持たされた方位磁石が反応します。当たり前やん。
それよりもここからの展望は素晴らしい。丘の上から360度パノラマの絶景が見渡せます。
天気に恵まれると雲海が広がるそうですが、初めての方はここに来るまでの道のりはちょいと心細いかも。
電灯もないので前日から駐車場で待機する方が安心です。
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車で約40分。阿蘇神社に移動。
昨年の熊本大地震で本殿や楼門が倒壊し、十年がかりで復旧工事が行われています。
仮拝殿になっていますが、今もなお多くの参拝者が来ています。
阿蘇神社の門前町商店街。多くの店がありぶらぶらと楽しめます。
周辺には飲食店が多いのでこの辺りで食事をするのが賢明。
昼食時間となったので九州では知らない人がいないほど有名な店「いまきん食堂」の赤牛丼を食べないかんと行列覚悟で直行。
想像通りの大行列の先端の受付に尋ねると「今ですと午後16:30です・・」。そんなに待たせるほどの味があるんか?・・想像がつきません。
4時間も待つのはアホくさいので近くをぶらぶらすると「昭和食堂」という店がありました。待ち時間は20分。他にないのでここに決定。
来店客はほとんどが観光客。「あか牛ロービー丼」と「牛丼」を頂きました。店内の雰囲気も味もレトロ調?の店でした。
この店の話ではありませんが、飲食店を探すときは、検索サイトでの人気店(一見さん=観光客相手)じゃなくて近くのガソリンスタンドやコンビニなどで、地元の人が利用する店を訪ねることが鉄則です!
早々と食事を終えて次の目的地「米塚」に。
行った事がない場所かと思っていたら、阿蘇に行くとき何度も見ていた”ちっちゃな山”でしたが、これも立派な火山だそうです。
以前は登ることが出来たそうですが観光客が草を踏み荒らしたので現在は立ち入り禁止となっています。
熊本地震で道路が寸断されているため迂回したため、米塚から約1時間かけて最後の目的地「池山水源」に到着。
無料駐車場も広くトイレも綺麗。歩道も整備されています。
産山村の池山水源。大野川水系玉来川の源流域。
日本の名水百選に選ばれています。
この川はヤマメがたくさん生息しており、アングラーの中では有名。「たまき川」じゃなく「たまらい川」といいます。そんなことはどうでも良いか。
1時間もかけて行ったので期待が大きく膨らみましたが、規模は小さく10分もあれば見て回れました。
近くを通った時はどうぞ行ってらっしゃい。
今回は混雑を避けて近場の阿蘇を中心に動きました。また近いうちに雲海の写真撮影に行きます。
帰りは小国の道の駅で仮眠。杖立で温泉に立ち寄り小休止のあと、小石原経由での帰路でキツネ発見。
九州はキツネが多いらしいのですが、私が見たのは今回で二回目。慌てて携帯電話で写真撮ったのでピントがフロントウインドにいってボケました。
最後のシャッターチャンスを逃してしまった。これじゃキツネかタヌキかもわからんです。