玄界灘でケンサキイカが良い時期となったので芦屋沖にぶらっと行ってきました。
天気は良く波はなし。船酔いの心配がないので気持ちも晴ればれ。17時15分の定時までに仕事を終え、すぐに芦屋町のファミマにピンポンダッシュ。直ちに氷と自分のエサの買い出しを済ませ、駐車場でイカ釣り用の服にお着替えしました。
防犯カメラにパンツ一枚になって着替えたのが写ってて、犯罪者と間違えられるかもしれないリスクがありましたが、時間がないのでぜんぜん気にしません。イカ釣りやってると墨をかけられるのは必至。全身黒い服を着用しなきゃ大変なことになります。
10分ほどで芦屋港へ到着。18時出港の15分前に到着したのに他のお客さん私一人を待ってる状態。
きっと早く出発したくて皆さんイライラしてたかも知れません。「すいませ~ん、遅くなりました・・」っと皆さんに一言詫びて(気持ちは詫びてませんが)荷物片手に船に飛び乗るとすぐさま出港しました。
釣り場までは20分。港が見える近海です。
日はまだ高く、釣れ始める日没まであと1時間半。
イカの夜遊びという言葉があるようにイカは夜行性なんでそれまでは期待できません。
日が沈むまで皆さんやることなくぼけっと暇つぶししているようです。私は沈む夕日を見ながらノンアル片手に乾杯。
少し風があるので涼しくて快適です。10人ほどの釣り人が乗船していますが、みなさんご年配。悠々自適とイカ釣り三昧。
いいですねぇ〜、私も老後はそうありたいものですわ。
同乗した皆さんの仕掛けを見ると電動リールを使い複数の竿をセット、スッテと呼ばれるルアーをたくさんつけて釣る伝統のスタイル。たくさんイカを釣るには最高の仕掛けです。
私はノンビリ釣り師ですからイカメタルという流行りの仕掛けにスッテ2本つけ、手巻きの両軸リールにタイラバ用のロッド一本でシンプルに釣りました。
日没とともにご覧の通りイカのいれ。
ここの水深33メートル。リールのカウンターの通り25メートル付近が最も良く釣れました。竿を上下にゆっくり動かすとズシっと重量感が伝わってきます。
このイカ、船長は「ヤリイカやろね~?」と言いますが実はよく分からないようです。スーパーのパックにはほぼ「ヤリイカ」と記載されています。
ヤリイカはケンサキイカに比較し胴が長く足が短い、ゲソが短い、ゲソの先端が小さいという特徴がありますが、成長につれて変わりますし見分けは難しいのですが、私はケンサキイカだと考えています。
どちらにしても美味しいイカ。船上で刺身を作りました。釣れたてのイカは透き通ってホントに旨いです。
午前0時で納竿。3時間半で大小様々なケンサキイカが30パイほど釣れました。
翌日以降は天ぷら、刺身、グラタン、カレー、バター炒めとイカづくし。(ゲソの先端の写真を見るとケンサキイカでしょ?)
玄界灘では初秋になると焼いてもフワフワの美味いブドウイカと呼ばれるケンサキイカの亜種が釣れるようになります。
この釣りは市販の簡単な仕掛けでもそこそこ釣れるし手軽で安全なので、仕事帰りにぶらっと行くのにおススメです。