日本料理ちゃなんやろう

 世界三大料理といえば中華料理、フランス料理、トルコ料理と言われてますが、和食も2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録され注目されてきたようです。

 そもそも世界三大とはいっても誰かが決めたことでも認定したのでもありませんが、ユネスコの世界文化遺産においては、フランス、地中海、メキシコ、トルコに次いで和食が食文化として登録されたことは事実です。

 では、和食とななんなんだろう。和食=日本食か? いろいろ調べたところ諸説ありまして、きちんとした定義はなくにわかに生まれたB級グルメやご当地グルメも出回りわけがわかりません。

 外国人観光客に人気の日本食を尋ねると筆頭はラーメン(RAMEN)。ラーメンは日本食と考えている外国人が圧倒的に多いのにもかかわらず、ラーメンの元祖は中華そばで使われている麺は中華麺。中華料理店で餃子や炒飯とのセットで供されることが多く、とんこつであれ味噌や塩であれ、ラーメンが日本食と思っている日本人は少ないと思います。

 しかし同様のものは中国にはなく、日本で独自の進化をした麺料理なので広義の日本食といえるのではないでしょうか?

 長崎の郷土料理とされる「ちゃんぽん」だって、長崎の「四海楼」の中国人店主が福建省の料理をベースにアレンジして生まれたものですが、これは逆に中華料理と思っている日本人は少ないようです。



 外国人にも人気のカレーはインドやスリランカなどから伝わったのでこれまた日本食とはいえませんが、日本式のカレーは宗教上牛や豚が使えない本家のカレーとは異なった味わいがあり、日式カレーと呼ばれライスに直接かけて提供されています。

 では焼肉。韓国産の牛肉が美味いという話は聞いたことないですが、なぜ焼肉=韓国なんやろうと不思議に思ってしまいます。

 日本は世界に誇る和牛を提供できるのに、日本の焼肉屋さんはなぜコツジャンやキムチ、チシャで巻いて韓国焼肉として提供するのか・・。ハサミでチョキチョキする韓国式焼肉はそれはそれでよいのですが、柚子胡椒やわさび、醤油とあわせ、日本の漬物文化とともに、これぞ日本食 ”和牛” を提供する日式焼肉のような店がたくさんあってもよさそうです。

 これらは日本人の食のスタイルに合わせ独自に進化をした日本食と呼べるもの。
 まだひと昔前の”舶来品”みたいな看板がいるんかなと考えてしまいます。

 最後にザ・ニッポンのグルメ「寿司」はなぜか伝統的な寿司店よりも、チェーン店が安くて美味いと人気です。

 寿司ロボットが握った寿司がいけないというわけじゃないのですが、先般ノドグロの寿司が、あるチェーン店のCMでやっていたので食べに行ってみましたが、これが美味いという人は味覚音痴じゃなかろうかと思うほどのシロモノでした。値段を考えると文句は言えませんけど・・。

 最近、麺類から丼物、カレーや中華まで提供しファミレス化している寿司チェーン。天ぷらや焼肉、海老マヨまでが寿司として供され、寿司=ライスの上にオカズをトッピングする食べ物として世界に浸透しつつあります。寿司職人じゃなくとも「そりゃ寿司の名を語っちゃいけんやろ」と言いたくなります。

 こうして長く続いてきた日本の寿司の文化はわずか数年のうちに変わってしまい残念なことです。

 嘆いてもそれが流れなら甘受するしかありませんが、自信を持って和食=日本食の文化、伝統を守ってもらいたいものです。

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