台風21号、関西空港じゃ風速58.1mを記録、和歌山でも57.4mを記録したそうです。
風速58mといってもピンときませんが時速に換算(58m✕3600sec) すると208kmもあります。普段でも横風にハンドル取られっぱなしのウチのキャラバンなんか風速20mでもヤバいのにこの台風だとたぶん飛んで行くでしょう。
大阪の住之江じゃ沢山の車が風で横転しましたが、ハイルーフのバンコンやキャブコンに乗られている方は重心が高い上、風の影響を受けやすいので要注意です。
知人の夫婦。私より一足先にキャブコンを購入。日本一周したり北海道に2ヶ月滞在したりで大いに楽しんでいましたが四国を旅していた際、山道を走っていてバランスを崩しひっくり返り峠から落ちるという事故に見舞われました。
木に引っかかり奇跡的に軽傷で済みましたが運転技術の未熟さを問われるだけで横転したクルマの問題など調べることもありません。「もうキャンピグカーには絶対乗らない!」とワンボックスカーに乗り換えてしまいました。車検は通っていて市販しているキャンピグカーなのに転倒するのかって疑問かも知れませんが、特殊車両の8ナンバーの車検で走行安定性の検査は一定の傾きにひっくりかえらなければオッケー。走行時の遠心力とか重力中心点とかを検査するわけじゃありません。ましてやこんな台風時の強風の検査などありません。だからあくまでも自己責任ということです。
ビルダーは間違いなく「このクルマ安定悪いですよ」とは言いません。
国産のキャンピグカーは専用のシャーシを持った車じゃなくワンボックスやトラックに架装をしたもの。後ろから見ても下駄のようにタイヤが架装したボディの内側にあります。
私は強風時やコーナーでの走行安定性を損なわないようサイドオーニングは諦め、ソーラー発電機などは軽量化を行いクルマの安全性を損なわないようにしています。