バンコンの設備

 マリンメッセで行われた「キャンピングカーショー福岡2018」は大盛況。遊びに使えそうな軽キャンパーがたくさんデビューしてました。

 休日になるとどこからか湧き出てくるキャンピングカーの多さは驚くほど。近くには国内最大のビルダー「ナッツ」の本社があり人気の高さは地元でも有名です。昨今のキャンピングカーブームは短期的なものじゃありません。

 情報番組で「最近のキャンピングカーブームを下支えているのは現役を引退した夫婦であり、国内旅行を楽しむために購入している例が多い」とのことでした。フムフムなるほど道の駅で駐車してる人を見るとそんな方が多いようだなと思います。

 さて、会場には冷暖房空調、水洗トイレはもちろんのこと、シャワー、電子レンジ、冷凍冷蔵庫、大型テレビ&ビデオなどちょっとしたビジネルホテルよりいいんじゃないかと思うようなクルマがたくさん展示してありました。こういった装備が充実したキャンピングカーはインドア指向タイプともいえ、先ほどのような夫婦が長期の旅行で快適な時間を過ごすことができるでしょう。

 いっぽうまだ現役組の私を含めアウトドアや趣味にキャンピングカーを使ってる人も多いのではないでしょうか?年齢にして40代くらいかな。

 バンコンを例にすると2人旅が目的ならフル装備でも十分な広さがありますが、アウトドアの趣味に使うのであれば、大量の荷物を載せなければならず居住空間が非常に狭くなってしまいます。

 レイアウトの変更は購入後はできないワンルームマンションより狭い空間。例えば常設ベッド搭載だと就寝時以外にダブルベッドほどのスペースを占有しますので組み立て式にするとか調理をしない人はギャレーを我慢しカセットコンロ持ち込みとするなど、使用頻度の少ない設備を外すと4人旅も充分楽しめるようなります。そのあたりが旅行に適したインドアタイプのキャンピングカーとの違いかも知れません。

 私の場合、釣りやキャンプに使うことが多いので次のようなクルマを使ってます。

 まずは荷物が載ることが第一条件。釣りは道具とウェア、着替えと荷物が多いので収納は充分なスペースが必要です。キャンプ用品は初めはクルマの常設荷物にしていましたが、年に数回しか使用しないので必要時に持ち込んでます。

 化粧合板や樹脂製の家具、ビニール素材のインテリアなどは使わずヒノキを中心に壁や柱を作り、ヨットで使われる強化シートでマットを製作しているので壊れず傷が目立たちません。アウトドアシーンにおいては、モノの運搬や収納が必要。丈夫なであることは非常に大切なんです。

 その場の空気感を楽しみたいので過剰な設備も不要。エアコンもFFヒータも要りません。夏は標高の高い涼しいキャンプ場に行けば良い。冬はコタツに湯たんぽを入れて鍋を食べたらポカポカ。どうしても寒いなら石油ストーブの登場。といったようにしています。

 充分な調理スペースはどうしても必要でした。クリーデンスはバンコン最大のギャレーを持っています。

アウトドアシーンでは現地で調理を行うことが多いもの。釣りなどでキャンプ場以外ではテントを張れないし火も使えないので車内で調理をします。

 2バーナーコンロや大型調理台、大型シンクを装備し本格的な調理が可能なのでキャンプ時に大人数のパーティーもやってます。

 パーテーションが3つに分かれていますので冷暖房の効率が良くフロントのエアコンで十分冷えます。

 就寝時はフルフラットにすると大人3人の就寝が可能です。

 寒い時期はここにテーブルを広げて宴会。後部のドアを開けると通路から足を延ばせさらに大人一名の就寝が可能です。スキーや釣り、マリンスポーツ、登山など大人数での旅にも対応。二段ベッドを取り付けることもできます。

 キャンプ時には炊事場、シャワー、更衣室として使い悪天候時の避難小部屋としても使っています。

 自分のライフスタイルでは次のものは殆ど活躍しませんでした。

 筆頭はトイレ。後始末のこと考えたらゾッとするので新品のまま保管。電子レンジは便利ですがバッテリーの残量が一度になくなるので今は使っていません。

 冷蔵庫は不要でした。大型クーラーボックスが電気も使わず便利です。二段ベッドは時々登場かな。これらの装備はクルマから外し収納に割いています。

 クルマ自慢みたいになってしまいましたが、見た目にも釣りやキャンプに最適な小屋、バンガローといった雰囲気で気に入ってます。

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 フル装備の最新キャンピングカーよりも使って楽しい趣味のキャンピングカーの紹介でした。

 

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