近況

 しばらくお休みしていたので近況報告ですが、相変わらず連日早朝から深夜まで土日返上の激務が続くも充実した毎日を過ごしています。

 ファブレスメーカーとして創業をはじめ、短いようで長かった2年半。コロナに振り回されながらも仕事のペースは少しずつできてきました。 現在は主に再来年発売の商品をデザイン中です。

 仕事の流れをご説明すると、たくさんのアングラーの情報やいただいたイラストから想像し頭に思い描いたものをCADやCGでデザイン。3Dプリンターで出力しイメージを近づけモデルを作成します。

「好きこそものの上手なれ」これはもうホビーの世界で楽しい作業です。完成したモデルをマスターにテスト品を作成するわけですが鋳込んだり塗ったり布貼ったりこれがアングラーであれば一度はやってみたいことのひとつだと思います。

 出来上がったテスト品は契約のオフィシャルパートナー(テスター)がフィールドテストを繰り返し結果をフィードバックしてくれますので、精査し改良を重ね商品化を行います。 そして完成した商品がショップに並びたくさんの競争メーカーの中で評価されることになります。

 大きな宣伝&営業、開発力を持つ大手メーカーさんの商品とガチな競争を行うわけですから知名度が低いメーカーは正攻法じゃ勝ち目はありません。だからって奇策があるわけでもありません。ウチが優れているところは浮力や沈降姿勢、角度を決め型の設計ができることですが、いくら良いものを作っても手に取って使っていただかなきゃ話になりません。昔と違って今は商品力4宣伝力6と言われる業界。SNSも苦手だし認められるまでは耐えるしかないのです・・。

 今回発売したイカ釣り用のルアー「クジラー」はマッコウクジラをイメージした商品です。本来イカの天敵であるクジラを喰ってやろうと考えてデザインしました。

 背中にはエサを取り付けられる平面を設け下部のシンカーで上下の姿勢を安定させ、さらに塩分濃度3.5%の海水で水平なるようにバランスをとっています。

 この商品、水中バランスと機能を両立させるため1年以上も時間をかけ、樹脂金型変更も行ったので発売は1年遅れ超ビンボーになりましたが、これからこの商品群の生産メーカーとして高い評価をいただき自信をもって紹介できるために妥協できませんでした。

 話は変わりますが開発者は釣り師じゃありませんから私は自分の欲しいものを作ったりはしません。
「思い入れ」はあっても釣り師アルアルの「思い込み」は時に悪い方向に行く可能性があります。もともと釣り好きですからそれがヤバイことを知っています! 盲目にならないよう一歩離れた位置で眺める方が良い! 出来ていない言い訳ではありませんよ。

 突然の円安で私も会社もフラフラですが釣具界30年の自負があります。それが良いか悪いかはわかりませんがまだまだ競争メーカーさんに負ける気はしません。失敗した時の大きなリスクは覚悟の上。これまでも辛いと思ったことは幾多もありましたが持ち前の雑草魂でモチベーションは常にヤル気マックスです。

 SDGsの取り組み?としてまずは貧乏をからの脱出! 低コスト(低賃金)、エコ企業(エコひいきではない)に取り組みます。 

今月発売した「メタリカ・エンペラー」「ライブスッテ・クジラー」の旅立ち。

 この仕事をやってよかったと達成感、充実感を味わえる瞬間です。「頑張ってこいよ」!と送り出しました。


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