冒頭から臭いテーマで恐縮ですが、狭く密閉されたクルマの中、この時期になると臭いが気になってきます。今回は家庭よりもずっと臭いが付きやすいキャンピングカーについて、少し実践的に対策を考えてみます。
誰もが気になるクルマの臭い。
カーショップには豊富なアイテムの芳香剤や消臭剤が品揃えされてありますが、強い臭いでごまかさず、できる限り臭いの元をシャットアウトしましょう。恣意で恐縮ですが、原始的に鼻で検証する方法で臭いの根源を探すと次のようなものがあげられます。
①体臭
自分ではわからない体臭や口臭。中華を食べた後は、自分では臭いが気づかないものです。口臭は自分の血液の臭いが肺の毛細血管を通して臭うそうなんです。だから、歯磨きしてもダメ。
という事で、車内の臭いの元凶はまず”人”が出す臭いであり、最も嫌われる種の臭いです。悪いことに、自宅の臭いがわからないのと同じように、クルマの臭いもなかなか気づきません。下着は毎日替えても、クルマのシートカバーはなかなか取り換えません。シートカバーを外すのは大変ですから、夏はエプロン式のシートカバーを使って定期的に洗濯するしかありません。
②調理
キャンピングカーは、車内で調理をするので、他のクルマと違って食べ物の臭いが付く問題があります。
ある寒い日、昼食に車中でインスタントラーメンを作って食べました。6時間経過後、夕方にクルマに戻った時、
「うわっ、くっさっ!」
と思わず声を発するほどの黄色い匂い?が車内に充満しておりました。はたと、何が原因か考えるまでもなくすぐわかりました。
コレです!嘘だと思ったらやってみてください。きっと納得いただけます。
この時に学んだのは次の3点です。
(1) 調理中と食事中は換気扇を回し、窓は解放する。
(2) ゴミ袋は、車内に置かず、直ちに捨てる。
(3) 辛ラーメンは食べない。
③カーマット
雨の後のカーマットやシートは用心してください。濡れタオルでも2時間もすれば臭い始めます。特にカーマットは雨の後多くの水分を吸い込み、乾燥しにくいので強い臭いが出ます。雨の日は上からビニールマットを敷くなどの工夫をしましょう。
④タンク
排水タンクの汚水の臭いが上がります。使ったらすぐ捨てるものですが、毎日すてるわけにはいかず、次第に臭いがきつくなります。臭いを防ぐには、シンクに水栓をしておくと効果的です。
⑤ゴミ
よくコンソールボックスの下にぶら下げてあるゴミ袋の中は臭いの巣です。捨てられるものが雑多なので一概にはいえませんが、時折臭ってみると意外に臭いが出ています。
ポリ袋は業務スーパーなどに格安で販売していますので、頻繁に捨てるようにしましょう。
番外:たばこ・ペット
これは覚悟の上のことですからある程度は仕方ありません。エアコンにも強い臭いが付きます。できるだけ臭わないよう、エアコン用消臭スプレーをしたり、フィルターの交換、シートカバーやマットの洗濯を行いましょう。
5分間効果があれば、コレでもいいんですが・・・。
新築の木造住宅のような香りです。(^^)