海辺でリフレッシュ

 今日は曇り空で風もなく絶好の釣り日和。久しぶりにブログでも書こうとパソコンを広げたものの、ちょっと気持ちを切り替えに近くの海岸に竿を振りに行きました。

 場所は福岡県の県道300号線沿い。波津と鐘崎の間にある黒崎鼻周辺です。ここは近場ではありますが一度も釣りに行ったことがない場所。

 昨日TV番組で高級魚「キジハタ」を食べるシーンがあったのですが、職場の同僚がカヤックでこの沖に出てキジハタを釣ったのを思い出し「もしや岸からでも釣れるかしれん」と皮算用した次第です。

 このキジハタという魚、九州じゃアコウと呼ばれますが温暖化とともに九州でもハタ類(アラ、オオモンハタ、アオハタ、アカハタ、マハタなど)がかなりたくさん釣れるようになりました。

 何れも美味しい魚ですが、キジハタは中でも最も人気があります。

「ルアーで釣るかエサで釣るか・・」と思案しましたが、保険にイカを「トライアル」でエサを購入。

 このまんま持ち帰ってビールのあてにしたいところですが今日はガマン。

 投資は399円。これがキジハタに化けるかどうかの賭けですな。パチンコにくらべれば可愛いもんです。

 自宅から20分で現場に到着。

「ゲゲゲっ!」干潮で水がない。

 もともと浅~い海岸だから潮が引くと釣りになりません。潮も調べず失態。

「まぁええか。やるだけやろう」と気持ちを切り替えます。

 すると間もなく小さな男の子たちをつれた夫婦が釣りが気になるらしく真後ろで遊びだしました。振り返ってみると目をそらします。

「クソッ!なんでわざわざ近くまで寄ってくるんかいな。なんだかジロジロ見られてるようで嫌な感じや」

 気持ちを切り替えて仕掛け作り。

 最初はイカの切り身を付けてみます。オモリはロストが多いので安価なナツメオモリを使ったテキサスリグという仕掛け。価格は1/3ですのでこれを使うに限ります。

 バレットシンカーと形状はよく似てますので性能に差はありません。(バレットシンカー12gはナツメオモリ3号程度です 1号=3.75g)

 針はフライ用のサーモンフックを使いました。

 根がかりが激しいので通常はオフセットフックというものを使うのですが、エサ釣りなのでこれがベストかな。

 仕掛けを準備し「さあ釣るぞ!」と釣り竿にセット。

「あっ!」穂先がついてない・・。

 ほんとについてない日。

 おそらく前回の釣りに行ったとき、無理やりロッドケースに直した時、穂先をポキッとやってしまったのでしょう。

 スペアの竿も持っていかなかったので、さすがに気持ちの切り替えはできず、竿を振る前に穂先も気持ちも折れました。

 リーダーの結束。通常は面倒でもFGノットですが、めんどくさいのでダブル8の字。

 途切れた集中力も繋がることはありません。

 本命のポイントは干潮のため困難と判断し、そばの砂利浜に移動。

 せっかく買ったエサですから、穂先がない竿でとりまキャスト。

 海底は砂利と海藻。水深は1~2m程度。ガシラやベラ、フグあたりがエサをかじりましたが本命まで届くことはありませんでした。

 ルアーもキャストしましたが、こんな日に釣れたためしはありません。

 お魚くんも命がけですから、こんなにテキトーな釣り師に釣られてはたまりませんから。



 ここは晩秋からメバルがルアーで釣れるポイントと読みましたので気が向いたらやってみます。

 ポジティブに考えると、というか自分に都合が良いように考えると「こんな時は釣れない」ということが引き出しになりました。

 約1時間、もがきましたがここで気持ちを切り替えて移動。

 「そうだ、エサのヤリイカで一杯やろう」

 スイッチが切り替わると自分のエサを追加しに近所のスーパーへ・・。

 こうして今日は海を眺めながらゆるーい一日が過ごせました。

 釣れない日があるから釣れた時に嬉しいんですからね。

 

 

 

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