渓流釣り解禁

 3月に入り、いよいよ渓流釣りが解禁しました。 寒いと体を動かしたくない根性なしの釣り師ですが、そろそろ冬眠を終え活動開始です。場所はホームグランドといえる大分県九重町の山浦川にヤマメを狙ってフライフィッシングです。

 朝7時に起床8時に大分県に向かって出発しましたが外は生憎の雨模様。「春に3日の晴れなし」というけれど、天気予報じゃ晴れなのに困ったもんだ。小渓流の増水は命取りなんで気を使いますがなんとかなるでしょ。

 こんな雨の日に便利なガラスコーティング剤の話。ガラスコーティングといえば液体ガラスをボディに施工するアレを思い出しますが、フロントガラスの雨を弾く「ガラコ」「雨んぼう」「レインX」などの商品名で売られてるものもガラスコーティング剤と呼ばれます。

 これはただのフロントガラスのコーティング剤という意味であって液体ガラス剤じゃありません。

 フロントガラスコーティングはシリコーンかフッソ剤のどちらかが使われているようです。フッソ剤タイプはシリコーン剤のタイプに比較し高価ですが耐久性は格段に高く写真のものだと1年間は持つそうです。無精者の私は迷わずフッソタイプを選択しました。

 さて、川までは約150分。古賀インターに入る前にコンビニでいつものコーヒー。コンビニコーヒー、実に美味しくなりましたね。コーヒーの香りは揮発系のものなんだそうです。だから焙煎、粉砕、そして湯を入れた抽出時の熱を加わった時にいっきに香りが放出されます。コンビニで購入時にミルを挽いて入れたコーヒーだから、煮詰まった外資系の某コーヒーショップ店なんかよりずっと美味しいんですよね。以前コーヒー豆メーカーのセミナーでそう習ったことがあります。

 アウトドア&車中泊好きに便利なコンビニですが、24時間営業がなくなる方向だというのは残念です。コンビニ=アンカーストアでもありますし=トイレでもあります。(失礼)もちろんトイレを利用するときは何かしら買い物をします!・・。

 そう、道の駅の60倍以上もあるコンビニがそういったサービスの提供も自治体にかわって行っているともいえるわけで、利便性は大きく失われてしまいます。せめて閉店後外からトイレを利用できるようにしてくれませんか? 笑

 話は戻りますがお目当てのヤマメ、アマゴは九州では資源保護のため10〜2月は禁漁となっています。また全国の河川の多くは内水面漁協により管理され、ここ山浦川は玖珠郡漁協が管轄しており釣りや漁を行う場合漁協に入漁料を支払わなければなりません。今年は入漁料が値上がりし年券3400円、日釣り券1000円となっています。私は玖珠郡漁協の販売店である「フィッシングてらとこ」で先週購入していました。

 釣り場に到着。天気が不安定なせいか釣り場には先客はありません。これから渓の中を歩きながらヤマメを狙います。

 車を空き地に止め、谷沿の道を歩き、降りられそうな場所を探します。谷が深い場所ではザイルも持参しますが、この辺りはその必要はありません。

 獣道を伝い谷底を流れる川まで藪漕ぎをします。思った以上に苦戦しながらようやく降りることができました。

 夏になると藪が雑草で覆われると方向感覚を失うと後戻りもできなくなるので要注意ですがこの時期は大丈夫。もう少しするとSFTSという感染症で知られるマダニやマムシもたくさんいますから軽装じゃいけません。

 上流に向かって流れの中をしばらく歩くと随所に大木が倒れ、行く手を阻みます。こんな大木が大雨の時に流されるのです。川の中にはガードレールが流されていましたから小渓流とはいえ鉄砲水は怖いです。

 そんな障害物も釣り人にとっては、ゴルフのバンカー、ロールプレイングゲームのひとつみたいなもんですからそれも良し。

 随所に河原には獣の足跡が随所に残されています。この足跡はまだ新鮮。ブタ型なので猪かな。

 ココは九州。猪や鹿、猿はいますがクマはいませんから怖くはありません。

 ヤマメさんがいかにも居心地の良さそうな場所を発見。浅過ぎず深すぎず、底は大きな石で隠れ家がいっぱい。この時期はこんな場所にいるんですよ。

 あの泡の切れ目あたりにフライをそっと落とすと間違いないな。

 実績のあるメイフライを結びます。右手の「バネ指」が痛い。3か月以上も苦しんでますが「慣れ」ですね、左手でカバーして日常を過ごしています。

 指は動かず目は良く見えず歳はとりたくありません。いつまで釣りができるのやら。「フナ釣りに始まりフナ釣りに終わる」というのはそういうことかいな。

 やっぱりいました。ちっちゃいけど美しいヤマメが姿を表しました。上品で美しい魚です。

 子供たちはお家に帰っていただきました。

 清流にはクレソンやワサビが群生しています。五月の花が咲く前まで美味しくいただけます。



 4時間ほど釣りを楽しみ、お腹が空いたので帰路につきました。

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