車中泊炊飯「おひつごはん鍋」

 今回は話題の商品「おひつごはん鍋2合炊き」を検証してみます。「土鍋なので保温力が高く蒸気を逃がさないので美味しく炊ける」ことがウリの商品です。これはきっとキャンプ時にも使えると期待し。楽しみに実験してみました。

 この商品は吹きこぼれが少ないようフチが高くなっているのが特徴で、類似した商品が多く出回っています。これはTVで紹介された商品で「京都おひつ+ごはん鍋」というものです。
 アウトドアで使うとなると見た目もこだわりたいところですが、そもそも土鍋ですしそんな用途に使われるものじゃないので評価はやめておきましょう。付属された説明書は次の通り2種類の炊飯方法が記載されていました。

クリックして160815_06.pdfにアクセス



160815_001st try

 この取説の中の商品の取説に掲載された「めちゃ簡単」の方法で炊飯してみます。

160815_04 結果はレポートする以前の話で、記載された時間で行った場合、ご飯の芯が残りました。拭きこぼれを恐れ、強火とされていたものをやや弱気にしたのが原因かも知れません。やり直しです。



160827_062nd try

 次は表示の通りの強火でやってみます。強火で5分と記載されていますが、夏でも噴き出すまで8分かかりました。

160827_10 そこで大変なことが起こりました。噴き出したら火を止めるタイミングが遅かったのか、泡が噴き出してしまいました。これでは車中炊飯なんてできません。

160827_11 すぐ火を止めたのですが新品のコンロがこの始末です。
 火を止めて蒸らしの時間を決められた時間通り20分にしたのですが、芯が少し残ったものができました。
 「めちゃ簡単」の方法ではおいしいご飯はできないものと思われましたが、ほかに良い方法はあるのでしょうか?

160828_113rd try

 次に「よりふっくら」の方法でやってみます。時間はほたる火の時間を5分、蒸らしの時間を10分に変更するのみであとは同じです。

 強火で8分。噴き出し始めてほたる火に落としても土鍋の余熱で噴き出します。ごらんのように非常に汚れます。周囲は飛び散った泡でたいへんなことになります。でんぷんを含んだ泡でべたべた。カビの元にもなるので掃除が大変。

160828_14 ご飯は巣ができていてふっくらと炊けたようです。味も申し分ありません。「よりふっくら」の方法で炊くことが前提の商品と考えた方がよさそうです。

おひつごはん鍋

  めちゃ簡単法 よりふっくら法
容量 2合  ←
熱源 ガスコンロ  ←
・・浸す 20分  20分
・・炊く 強火8分

 

強火8分 

ほたる火5分 

・・蒸らす 20分 10分 
合計 48分  43分
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