岐阜のイワナ釣り二日目 4/30

 昨夜はまとまった雨でしたので小渓流は増水で無理。外に出ると霧雨でしたので午前中は、管理釣り場の「鱒蔵」で肩慣らし。  この管理釣り場は人気が高く、例年連休中は500人くらいのお客さんが来られるんだとか。

 雨の中、エサ釣り、ルアーフィッシング、フライフィッシングでニジマス釣りを楽しんでおられました。

 これがフライフィッシング歴55年、日本のフライフィッシング界を開拓したH師匠のキャスティング術。私たちは主流のロングリーダーシステムじゃありません。古いスタイルじゃなく、伝統のスタイルですよ。

 1時間ほどニジマスと遊んだ後、午後から飛騨川にシラメを狙って移動。「シラメ」はアマゴの湖産型でこの地域の地方名です。あんまり美味そうな名前じゃないですな。

 アマゴはヤマメとよく混同されますが、体に朱点があるので区別されます。

 山の向こうの山脈が分水嶺になっていて向こう側に流れる川は日本海側に注ぎヤマメが釣れます。こちら側は太平洋側に注ぎアマゴが釣れます。

 海に降った者は豊富な栄養で太り、再び川に産卵に戻ってきたときはサツキマスと呼ばれ70cmにも大きくなり脂ののった最高級魚となります。

 シラメはダムにより海に降りられないアマゴが育ったもので30cm前後のものが主体で体のパーマークが消え銀毛しています。

 ダム上の焼石地区はシラメの絶好のポイントで2回目のチャレンジです。

 橋の上から見下ろすとシラメがたくさんライズしています。小さなユスリカを捕食しており、それに似せたミッジと呼ばれる米粒ほどのフライを作って釣ります。

 よっしゃ!とやる気が出まして釣り支度を始めると忘れ物。ロングキャストができるロッド&リールを忘れてきてがっかり。

 線路横から川岸に降りて岩の上を歩きますが海苔がついてツルツル。亀のように四つん這いで歩いていると師匠から「気をつけてくださいよ!」と声をかけてもらいましたが「大丈夫です!」と返事をしながら転倒。泥だらけになりました。スケートリンクみたいです。

 ようやく乾燥した岩にたどり着きフラつきながら6.6ftのショートロッド&DT3のフロートラインというミスマッチなタックルを振り回しました。

 ごらんのようにシラメが近くでライズしています。しかし近くに寄ると群れが小さいせいかあっというまにいなくなるんです。

 2時間ほどもがきましたがポイントまで到達せず玉砕。因果応報です。

 かくして二日目もあえなく終了しました。これも想定の範囲か。楽しみはとっておきます。

 息子、有恒くんが富山湾まで走って釣ってきたカサゴの味噌汁と煮付けを作りました。みそ汁は評判上々、煮付けは砂糖の固まりがゴロリと鍋に転げ落ち、お菓子のように甘いものに・・。見た目は美味しくなさそうですが、味も見た目通りチーンでした。

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