車中泊グッズの取り扱い

 アウトドアグッズの中にシリコンやラバーのコーティングしたものが多くあります。

 樹脂や金属のシリコン・ラバーコーティングは、すべり防止や質感の向上などに一役かっています。これらの樹脂には可塑剤(原料を柔らかくする添加物質)が含まれ、異なる製品を長期間触れさせておくと、溶け出したり変形したりすることがあります。



加水分解したLEDライト ベタベタになっています また、アウトドア用品は夜露や雨など水に触れる機会もあり、湿った状態のままビニール袋などに入れておくと「加水分解」といって可塑剤が溶け出して表面がベタベタした状態になります。こうなるといくらふき取っても元には戻りません。無水アルコールでふき取ることも有効とされますが多くは望めません。

 ラバーコーティングしたものは経時変化がすすみやすく、クルマの中など過酷な条件下での保管には適しません。アウトドアグッズの中で長く使いたいものはラバーコーティングがされていないものを選ぶ方が得策かもしれません。

加水分解したマウス 横がベタベタになっています タブレットやサブノートパソコンの表面にもシリコン・ラバーコーティングされているものが多くあります。マウスの側面は指先が汗をかくせいか2~3年でベタベタになってしまいます。 

160813_25 ラッカー塗装されたギターのネックはスタンドのラバーの可塑剤が悪影響をあたえますので要注意!

160813_42 このようなアイテムが発売されていますからぜひ購入してください。

160813_16チューナーだって付けっぱなしは禁物。
そのほか釣り用のワームも異なる種類のものをケースに入れておくだけで溶融します。
車中泊グッズに限らず身の回りのラバー製品や樹脂製品の取り扱いに注意しましょう。

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