別府家族旅行

 久しぶりに旅行に出かけました。といっても今回は両親同伴ですので車中泊じゃなくてホテル泊です。

 折しも台風21号が接近。中止を覚悟しましたが直撃を免れたため豪雨の中出発しました。

 昼食を予定していた別府の人気回転寿司「亀正」に午後12時過ぎに到着。大分県では有名店です。

 入店客の半分は韓国、中国、タイからの旅行者でした。SNSで話題になっているそうで来られているようです。両側でトロやアワビ、車海老など豪華な金色の皿ばかり気前よくオーダーしておられました。

 こちらはごらんのような庶民のメニュー。GDPはとっくの昔にお隣と逆転してるんですから仕方ないですわな。

 ネタが新鮮で身がブリブリ。ちゃんと職人さんが握っているだけあってとても美味かったです。アジ、イワシ、シマアジが最高でした。



 鶴見岳にロープウェイで上がる予定でしたが、雨模様なので「別府地獄めぐり」に予定変更。修学旅行以来です。

 まずは海地獄。昔とずいぶん変わったものです。地獄めぐりというとマイナーなイメージがありましたが、多くの外国人の観光客で賑わっていました。

 次は「坊主地獄」。そして「血の池地獄」。隣り合わせにあるので続けて見学できます。それにしても周囲が自然ではないので”人工的に作られた感”がして風情がなく感動はありませんでした。充実しているのはお土産店です。

 地獄めぐりを終えて早めにホテル「大江戸温泉物語 別府清風」にチェックイン。

 屋上の露天風呂がウリなのに「悪天候のため露天風呂はご利用できません」とのこと。台風だから仕方ありません。大浴場もあるので我慢です。

 予約した部屋には内風呂もあります。眺めも良く充分な広さなので満足できました。

 夕食はホテルの自慢のビュッフェ。いわゆる”食べ放題”というやつです。私はこの”食べ放題”という表現が卑しく聞こえて好きじゃありません。

 日本人は世界的に最も礼儀正しく質素倹約を美徳とする民族と信じているのに、我先にと食べ物に群がるさまを見ると??・・。となります。お先にどうぞと譲っていたらいつまでたっても食にありつけません。

 まぁ、ここのビュッフェはとてもゴージャスで数百ものメニューが並び、私も気が付いたら身動き取れないほど苦しみながらそれでも食べものを口に入れましたから「どの口が言ってるんか」と叱られそうです。

 ところでビュッフェとバイキング、食べ放題の違いは何でしょう? 基本はセルフサービスで好きなものを好きなだけ食べる形式をビュッフェスタイルといい、帝国ホテルの「バイキング」というレストランが始めて行ったことで「バイキング料理」とう呼ばれるようになったそうで日本人しか通じない英語です。

 ビュッフェスタイルといっても立食パーティーなどの多くは供されたものがなくなったら終わりで、決められた量しか準備されないものもありますが、バイキング=食べ放題と呼ばれるものは次々に追加され、文字通り食べ放題となります。同じビュッフェスタイルであるのに違いはありません。

 話は戻りますがここはビールは飲み放題じゃありません。別料金でしかも2時間の制限時間付き。

 しっかりしてますよ。「たくさん飲んだらその分食べ物が口に入らないんだからコミコミにしなさいよ」と言いたかったけどもちろん言ってはいません。食べ物のことで文句言ったら母に叱られますから。

 たらふく食事をいただきましたが、翌朝もビュッフェ。昨夜と含めると総カロリーはきっと5000を超えたでしょう。

 大分県には「ジョイフル」というファミリーレストランがあり、私の町にもあります。深夜営業やってて、安くてそこそこ美味いので月に4~5回は利用しています。

 ここではドリンクバーの飲み放題の注文をすると専用のコップが届きます。そのコップを使うといろんな飲み物が何杯でも”おかわり自由”になるのですが、そのジョイフルの近隣にあるこのホテルもビュッフェでおかわりするとき皆さん汚れた皿を持っておかわりに行ってます。

 汚れた食器を増やしたらいけないという気持ちからなのか、どこの国に行っても良く目にする日本人の光景です。

 オリンピックも近いのですからねぇ。気をつけましょう。

 ホテルを9時にチェックアウト。目指すのは「高千穂峡」で約2時間の行程。途中経由地の「原尻の滝」をナビにセットしました。

 大分県豊後大野市を流れる緒方川の中流域で「道の駅原尻の滝」に車を停めて滝を見学することができます。

「東洋のナイアガラ」と呼ばれ、幅120m、高さ20mもある雄大な滝です。吊り橋「滝見橋」を渡り、滝を一回りすることができますが、雨上がりだったので水量が多くて沈下橋が通行止めになって渡ることが出来ませんでした。

 私が見てきた日本の滝の中でもトップクラスのスケールだと思います。一時間ほど見学し、宮崎県道8号線を通り高千穂に移動しました。

 車酔いするほどの道を超え、ようやく高千穂峡に到着。

 ここが日本を代表する清流とされる五ヶ瀬川の上流?セメント色の泥水に驚きました。きっと観光に来られていた多くの外国人も驚いたでしょう。

 泥水が河川に流入している箇所は大丈夫でしょうかね?五ヶ瀬川の清流は失われていました。

 歩道を上がっていくと(実際は上の駐車場に車を停めて降りバスで上がる方が良い)美しい?渓谷が現れます。

 ここでの教訓。「雨後の高千穂峡は行くべからず!」

 ついでに苦言を言わせていただくと全国を代表する、いや日本を代表する景勝地に、堂々と鎮座する自動販売機。この売店と自動販売機が風景に映り込むので風景写真撮影はやめました。

 これが日本の文化ですといえばそれまでですが、ヨーロッパ諸国は景観を損なうものや、観光客数まで制限するというのに本当に日本は自由な国です。

 駐車場そばにある「高千穂峡淡水魚水族館」を見学。世界の淡水魚が展示されていました。

 次に訪れたのは「高千穂神社」。ここにも地元の大手焼酎メーカーの電飾看板が続きます。奉納していない私が意見する資格はありませんが、この看板、宣伝効果はきっとマイナスだと思うのは私だけでしょうか?

 最後に訪れたは「国見ヶ丘」。気温が下がった日の早朝は雲海が広がり幻想的な風景が見られるそうです。

 180度パノラマで高千穂一帯から阿蘇までが見渡せます。

 高千穂は、来月の紅葉の頃、天気が良い時に行くときっと美しい眺めを提供してくれると思います。

 グーグルマップのタイムラインで行程を記録し張り付けていますが、道がかなり細かったので別ルートを勧めます。



 

 

 観光のガイドマップをいただきましたので掲載しておきます。リンク先⇒高千穂観光協会

 

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