大分県の日田市、花月川に鮎を釣りに行ってきました。
縄張りを持つ鮎の習性を利用した日本の伝統の漁法で300年も前の文献にも出てきます。
鮎は縄張りを持ち他の鮎が進入してくると体当たりして追い出すという習性があります。この漁法(釣法)は鮎の習性を利用し、前もって準備した「オトリ鮎」に掛けバリをぶら下げ、鮎の縄張りと思われる場所に泳がせていき、体当たりしてきた鮎をひっかけて釣るという釣法です。
6/3 近所の友人の城戸氏と同行し、現地の鮎釣り名人の飯田氏と合流して釣りを楽しみました。
朝5時に待ち合わせし、日田の「大倉釣具」に到着したのは6:40。ここで入漁券とオトリ鮎2匹(550円)を購入しました。
今日は「花月川」のこの場所で釣りをします。2014年の梅雨に大水害を起こし堤防5箇所が決壊、日田市内7000世帯2万人に避難命令が出た暴れ川です。
川の中を覗くと鮎のはみ痕がびっしり付いています。魚屋で販売されている養殖の鮎はペレット(人工餌)で大きくなったものですが、天然の鮎は大きくなるにつれて動物性のものは食べなくなり石に付いたコケを食べて成長します。
そのため、天然の鮎はスイカの香りがすると言われハラワタごと食べることができます。
ハラワタのみを塩辛にしたものが「うるか」です。はみ痕を見て鮎の大きさを測り知ることができます。
さぁ釣り開始!
釣りはいろんなジャンルがありますが、その道のスペシャリスト(釣り名人)は独特のスタイルがあり、一目で「この人やるなぁ」ってわかります。 笑
コテコテ釣り師、城戸氏。
にわか釣り師の私です。まぁこれでも恰好付けたつもりですが、釣りはファッションによって何の魚を釣っているのか解かるもんなんです。こんなスタイルですとヤマメ釣ってんのかなって思われます。
城戸氏にほどなく一匹目が釣れました。続けて私にも。
今日は水位が低く絶好調とはいきませんでしたがそこそこの釣果がありました。
職業漁師の飯田氏(左)と城戸氏(右)。
個性的なお二人です。 笑