午前10時、長男夫婦が今月納車したばかりのクルマに乗ってやってきました。
このクルマ、矢沢永吉が両手離しで運転するCMで馴染みの自動運転、いわゆるオートパイロットってやつが付いたクルマです。
高速道路だけじゃなく一般道でもアクセル、ブレーキ、ハンドル操作を車がしてくれます。信号は止まりませんけど・・。
前の車があっても一定の距離を空けて自動運転しますから居眠り運転が多い方は安心して眠ってしまいます。私は居眠り常習者なのできっと料金所付近で永遠の眠りにつくことでしょう。前の車がいなくなったら止まりませんから。
長男夫婦がこれから潮干狩りに連れて行けと言っておりますが、当然潮が合わなきゃ出来ません。ここから2時間くらいにある椎田の浜の宮海岸の潮汐を調べたら中潮の16時干潮で申し分なし。
ものぐさで飽きっぽい私、潮干狩りは準備が大変、単純作業だし腰痛が嫌やから好まないのですが、運転なし、移動中ビール可の条件を引き出しましたので快諾。
しかし突然の潮干狩り、何にも用意をしておりませんからそれからがひと騒動。倉庫をひっくり返して使えそうなものを物色。ないものは途中で購入するとしてとりあえず出発しました。
自宅の遠賀郡を出発して直方、田川、香春を経由して目的地の椎田まで約70kmの道のり。福岡方面から東九州道に入るのは大回りになりとても不経済なので知ってる人はあまり使いません。
先ほどのルートですと制限速度で京都まで1時間15分 47km、東九州道 50分 57kmでした。単純に10km大回りし25分の時間短縮です。高速道理と勘違いするような田川バイパスはほとんど80kmで走るクルマばかりですから。その差はどれほど少ないかお察しください。
途中ホームセンターでアサリ用の熊手やマテ貝用のポット、日焼け止めなどを調達。さらに塩や菓子、飲料などは食品スーパーで、長靴や衣料品をディスカウントストア.そして昼食を食べると5時間も経過。椎田浜の宮に着いたのは16時となりました。予定より2時間も超過。最後に行ったディスカウントストア「ルミエール」に行けば格安ワンストップショッピングができたのにアホですね。
久しぶりの浜の宮海岸、大きな無料駐車場に清潔なトイレ、手洗いの設備まで出来てました。半世紀経っても雰囲気は変わってません。そんなこととは知らず、ホームレスみたいに「道の駅香春」のトイレでポリタンクに水を補給しましたがその必要はありませんでした。
浜の入り口に監視員が仁王立ちしております。入漁料一人500円也。他の遊漁者の対応の隙にスルリと入ろうったってそうはいきません。
「アサリはあまり良くないです、上手な方で2キロくらいかな、数個しか獲れない人もいます。マテ貝は小さいので苅田に行った方がいいですよ」と、やめた方がいいです調の監視員情報。この時間から他に移動なんて無理ですから悪くてもやらなければなりません。
ざっと見て200人くらいは潮干狩りを楽しんでいます。思った以上に少ないです。やっぱしあまり捕れていないのかな?
無理に聞き出した監視員イチオシのポイントを目指し孫とボチボチ歩きました。
アサリは小石混じりの場所、深さ2〜3㎝のところを熊手で掘りますとコロコロと出てきました。他の人が掘っていない場所を探さないと捕れないのは周知のこと。
マテ貝は砂地にいますのですのでスコップで表層を掘り、穴の中に塩を入れていきますとマテ貝がひょっこり顔を出しますのでつまみ出す寸法です。
なんで顔を出すのかは諸説があり定かではありませんが、塩辛くてたまらず出てくるように思います。
上手く摘んでも貝が力を抜くまで待つのがコツで無理に引っ張ると身がちぎれます。
そこら中の穴に塩を入れて回ると忙しいくらいに次々と出てきます。叩かれても出てくるガッツがある貝でモグラ叩きみたいになります。
海を眺めながらのビールは最高ですね。このために来たようなもんですから。
1時間ちょいで孫も私も飽きて集中力が途切れたので作業終了。ざっとこんな感じですが一家で食べるのに十分な量です。バター焼き、酒蒸し、味噌汁と楽しめそう。
帰りに京都郡のレストラン「フォレスト」で夕食。イタリアンレストランです。
最高のハートランドビールがいただけました。オードブルも Best match します。
余談ですがオードブルはフレンチでの前菜、イタメシは「アンティパスト」って言うらしいです。英語では「アペタイザー」。食前酒のことも、アペタイザー、アペリティフ(仏)といいます。
私はパスタよりも焼きそば派ですんで知りませんでした。
イベリコ豚と牛すじの自家製ミートソース
天使海老のペペロンチーノ
ゴルゴンゾーラチーズのクリームソース
オマールエビのトマトソース
季節の野菜サラダ
おまかせミックスピザ
この店にはチャペルもあり結婚式もできます。
帰宅したのは午後9時を回ってました。思いつきの潮干狩り、たまには普段やらないことをやってみるのもいいもんですな。