元号が変わり新しい時代を迎えました。
平成生まれの人でさえ30才になる人がいるんですから時の流れは速いものです。ついこの間平成になったと思ったのにねぇ。
最近、仲の良い同僚のご息子の結婚式がありました。
同僚から「新郎の父はモーニングを着らんといけんげな」。
「えっ!それいつから?」私も社会的一般常識を欠く古い人間ですが知りませんでした。「別にスーツでいいばい」と答えたもののそれは略式で正式じゃないと言われているそうです。
モーニングは貸衣装で安いもので10万円以上。持ち込みは別料金だそうです。有名結婚式場の話です。
それじゃその金額以内でモーニングを作ったらいいかというと、なんと持ち込み料金がかかるといいます。貸衣装屋ありきというこのやり方悪徳商売と違います? 有名結婚式場の話です。
貸衣装屋とホテルとの蜜月関係は周知の通りですがここまでくると詐欺か独占禁止法違反ではないかと考えてしまいます。
その道の関係者に聞いたら、式場にゴネると式のサービスや料理に悪影響が出るので言いなりにする方が良いそうです。斎場も同様です。最初に全て確認の上、式場を決めるべきですね。勉強になりました。
先般テレビで、葬儀のマナーなるテーマでその道のコンサルタントが解説しておりました。
参列の服装について「通夜に学生や若い社員がスーツや学生服で参加するのは失礼!」とのこと。
私の常識では、通夜は「とりあえず駆けつけた」ので作業服でもオッケー!葬儀は親戚は喪服、知人はダークスーツに黒ネクタイ。しかし最近は喪服で参加する人が圧倒的に多くなりました。
なんでもスーツのサイドベンツは騎士が戦いに備えて施したためだとか。私のダブルの礼服もNG。喪服を準備できない人は斎場で借りるのがベストだそうです。
私は思わずテレビに向かって「アホか!」と言いました。
日本人はいつから喪服やモーニング着るようになったん?坊さんもサイドベンツはダメやと言ってるんかいな。
日本人の気質は「失礼があったらいかん、わからんかったら右にならえ」の考え方。そんな番組したら伝統も歴史もないことでもすぐ一般常識になり未来永劫拘束されてしまいます。これはフェイクニュースだ!といいたくもなります。
歳暮、バレンタイン、ホワイトデーについで恵方巻き、外国人が理解しがたい非合理的なことが定着する日本人。和食の正式なマナーなんてめんどくさくて食べん方がマシくらい。
私は息子の結婚式もスーツで参加します。レンタル料金がないんやと笑われてもあながちハズレじゃありませんから!
新しい時代を迎え、作られた文化が継承されないよう願ってます。